2004年韓国に入国した脱北詩人の詩集。1995年から1998年のあいだに300万人の人民が餓死した歴史的事実を、切切たる家族愛でうたい、飽食の韓国の若者たちに衝撃を与え、ベストセラーになる。
体制がほころびはじめて、やっと明かされた真実は、韓国や日本、世界の北朝鮮に対する援助がなんに使われたのかという疑問を投げかけるが、そういう政治的なものよりも、生きるということはどういうことなのだろうかという根源的な問いかけを読者に投げかける詩集。
韓国語版、英語版、日本語版を同時配信。平易な言葉なので語学学習にも最適。英語版、日本語版は朗読付き。
韓国版は、チョカプチェドットコムで出版されたものを晩聲社で電子書籍として販売。